【独学】1ヶ月半でITパスポートに合格した勉強方法

資格勉強


こんにちは。ケロクマです。

 

今回は、都内でエンジニアとして働いている私が「独学で1ヶ月半でITパスポートに合格した勉強方法」についてお話ししていきます。

 

特に短期間でITパスポートに合格したい人におすすめです。

 

↑実際の受験結果です。

 

今回の記事を読むメリット

  • 効率よく勉強する方法がわかる
  • 合格するためのコツがわかる
  • 短期間で合格するための方法がわかる

 

ITパスポート試験の概要

  • 合格率:約50%。(過去問道場に統計データあり)
  • 試験方法:CBT方式 ※パソコンで行う試験で、選択式。
  • 出題範囲
  1. ストラテジ系(35%)→経営戦略や財務諸表など
  2. マネジメント系(20%)→経営管理
  3. テクノロジ系(45%)→コンピュータやソフトウェア、ネットワークやセキュリティなど
  • 出題問題数:100問

※総合評価の対象は92問で、残り8問は今後出題される問題を評価するために使われます。

 

分野別出題数
  •  ストラテジ系32問
  •  マネジメント系18問
  • テクノロジ系 42問

 

合格基準

各分野(ストラテジ、マネジメント、テクノロジ)が、300点以上かつ、全体で600点以上の総合点を取ること。

 

合格のコツは3つ

  • 過去問をひたすら解く。
  • 過去問を解きながら、言葉の意味や役割を理解する
  • 得意なところから手をつける。

 

ITパスポートの合格のコツは、「過去問をひたすら解いてどれだけアウトプットしたか」です。

 

過去問が丸々出ることはありませんが、似たような問題が出題されたりするので、過去問を見てすぐに答えがわかるくらいになっておくと本番でも点数は取れます。

 

過去問でアウトプットしながら言葉の意味や、役割などを理解しておくと、類似問題も解きやすいです。
覚え方のコツ

LANやWANなどの英語は、略語のまま覚えるのではなく、「local Area Network 」など英語の意味から覚える。

LAN→ローカルなので狭いエリアでのネットワーク。

 

仮に試験でLANとWANの違いが出題された時に、英語の意味を理解していると迷わなくて済みます。

これ以外にもコツがあるので、もし需要があればまとめようかなと思います。

 

勉強方法

1ヶ月半で合格するには、ひたすら過去問を解きまくってアウトプットするしかないです。

ただ、

  • 過去何年分を解けばいいの?
  • 効率の良い勉強方法は?
  • どれくらい暗記できたらいいの?

etc…

疑問があるかと思いますので、疑問に答えながら勉強方法を紹介します。

 

過去問を暗記するくらい解く

  • 過去問道場でひたすら過去問を解きまくる。
  • 過去問を解く範囲は直近5〜8年(古すぎる年度のものを解いてもあまり意味がない)
  • 計算問題は一旦飛ばして、暗記に重点をおく。

 

※過去問の範囲が直近5〜8年なのは、大体対応できるからです。余裕があって古い年度の問題を解いても理解できていれば解けます。

 

先に暗記に注力する理由は、

  • 暗記が8割できるようになってからでも計算問題は遅くない
  • 暗記の方が圧倒的に出題数が多いから

 

極論を言えば、計算問題は捨てても良い。理由は、出題数は10問くらいで最悪暗記だけで乗り切れる可能性もなくは無いから。(もちろん、できた方が点数は高くなる)

 

2週間で、「マネジメントとストラテジを7〜8割暗記」することができればOK。

短期決戦で取得するには、過去問でのアウトプットが最重要。

特に、テキストを最初から最後まで読んでから過去問を解き始めるでは効率が悪すぎます…。

 

テキストのおすすめの使い方

  • 1回目はサラッと読む
  • 読んだ分野ごとに過去問でアウトプット
  • わからないところを調べる感覚で辞書のように使う

 

ストラテジとマネジメントから勉強する

ストラテジとマネジメントから勉強する理由は3つ。

  • 暗記しやすい
  • 点数がとりやすい
  • テクノロジ系に比べ、暗記量が少ない

大学で経営学部だとストラテジは解ける問題が多いです。

 

特に、財務諸表や企業活動は経営学部で学習する内容なので、覚えていればその分勉強時間も少なくなります。また、「テクノロジ系と比べてややこしいものがないので、覚えれば勝ち」です。

 

1番暗記量の多いテクノロジ系から手をつけたくなるのは分かります。

しかし、テクノロジ系は

  • 暗記量が多い
  • ややこしい問題が多い
  • 暗記量が多いがゆえに挫折しやすい

という3つの特徴があり、学校でコンピュータ関連の学習をしているなら先に手をつけてもOKです。

 

どうしても先にテクノロジ系をやりたい!という場合は、セキュリティから手をつけるのがオススメ。最近の傾向として、テクノロジーのセキュリティは出題数が多い傾向にあるためです。

 

分野別オススメの勉強順

テクノロジ系

セキュリティ→ネットワーク→システム構成要素→ソフトウェア→ハードウェア→コンピュータ構成要素

 

セキュリティからの理由は、「出題数が多い傾向にある」からです。セキュリティは覚えるものも多いですが、特徴さえ理解すればサクサク覚えられます。

 

ストラテジ系

企業活動→法務→戦略マネジメント→システム戦略→システム企画→ビジネスインダストリ→技術戦略マネジメント

ストラテジのなかでも「企業活動」と「法務」が一番覚えやすいです。

理由は3つ。

  • 文章を読めば解ける
  • 経営学部などで学習する内容が多い
  • 法務は著作権など法律関連だが、すぐに覚えられる内容。

また、ストラテジのなかでも「企業活動」は1番問題数が多いです。

 

 

マネジメント系

システム監査→プロジェクトマネジメント→サービスマネジメント→システム開発技術→ソフトウェア開発技術管理

システム監査は他のものに比べると暗記しやすいので、一番最初に手をつけます。

監査というと難しそうなイメージがありますが、特徴さえ覚えてしまえば類似問題が出てきても解けます。

 

テキストを読みながらアウトプット

一番最初はテキストを読んでインプットします。
しかし、最初から最後まで読み終えた後に過去問を解くのではなく、読みながら過去問を解きます。
【やり方】
  1. 「テクノロジのセキュリティ」を読み、インプット。
  2. 過去問道場で、「テクノロジのセキュリティ」の過去問を解いてアウトプットする。
  3. これを他の分野でも繰り返す

オススメのテキスト3選

  • キタミ式
  • かんたん合格ITパスポート
  • この1冊で合格!丸山紀代のITパスポートテキスト&問題集

 

キタミ式イラストが沢山あるので、読みやすく理解しやすいです。しかし、一部過去問を解いていると見たことがないものに遭遇するので網羅的でないのはデメリット…。

かんたん合格ITパスポートは、キタミ式と比べるとイラストが少ないため、しっかり読まないと理解しにくいです。しかし、どんなものが出るのかなどが書いてあるので対策はしやすいです。


この1冊で合格!丸山紀代のITパスポートテキスト&問題集は、

  • フルカラーで見やすい
  • 他の2冊に比べ、用語の解説がわかりやすくまとめられている
  • イラストもあるので、文章で理解しづらいものも理解しやすい

先に紹介した2冊を足して2で割ったような感じです。初めて勉強する方におすすめの1冊です。

過去問道場を使って勉強

過去問道場とは、IT関連資格の過去問がまとめられており、過去問を解けるサイト。

過去問道場では、

  • 分野別(ストラテジやマネジメントなど)設定
  • 試験回の指定(令和元年度など)
  • 計算問題を出題しない

など、さまざまな設定ができます。また、解説がついているので、間違えた問題も理解しやすいです。(たまに解説がないものもあります)

 

自分がどれくらいできているか記録を取るためにも、ユーザー登録をして、統計を取るのがオススメ。

統計をとるメリットは3つ

  • 正答率がわかるため、現状が目に見える。
  • 試験毎に正答率が出るので、達成率がわかる
  • 分野別の正答率もわかるので、苦手分野が一目瞭然

実際に登録して統計を取ると、こんな感じ。

 

解いた問題数に対する正答率

 

分野別の正答率も見れるので、苦手な分野も一目瞭然。

テクノロジ系

  • 基礎理論 306問中 147問正解 40.8%
  • コンピュータシステム 990問中 663問 67.0%
  • 技術要素 2751問中 2124問 77.2%

 

マネジメント系

  • 開発技術 296問中 223問正解 75.3%
  • プロジェクトマネジメント 515問中 374問 72.6%
  • サービスマネジメント 630問中 425問 67.5%

 

ストラテジ系

  • 企業と法務 1394問中 1039問正解 74.5%
  • 経営戦略 1095問中 829問 75.7%
  • システム戦略 643問中 466問 72.5%

 

試験回ごとの成績も見れます。

試験回ごとの正答率がわかれば、苦手な試験回やその試験での苦手分野がわかるので、復習を効率よくできます。

 

また、各問題の左下にチェックマークがあるので、チェックマークをつけておけば後ほどチェックマークごとに復習できる。(解説画面の解説文の下に表示されている)

私の場合は、

  • 赤いチェック:間違えた問題
  • 黄色チェック:たまたま正解したもの、赤いチェックから正解したもの、
  • 緑チェック:後でもう一度解き直したい、正解したが、暗記が微妙なもの

などで使い分けていました。

 

チェックマークごとに、チェックがついている問題数や試験回ごとのチェック数も確認できます。

チェックマークをうまく活用し、効率よく勉強してきましょう。

過去問道場を使った勉強方法

実際に私が過去問道場を活用してやっていた勉強方法です。ステップごとに勉強方法を解説していきますが、あなたにとって出来てきたなと感じたら次に進んでOKです。

 

ステップ1

期間:2週間

分野別かつテキストで読んだ範囲の問題を解いてアウトプットする。

【過去問道場の設定】

  • 分野と、テキストで読んだ範囲に合う項目にチェック
  • 期間は直近過去5年〜8年
  • 計算問題は含めない。

同時に間違えた問題の復習もする。(チェックマーク活用)

 

ステップ2

期間:1週間

一通り終わったら、分野別で解く。(ストラテジ、マネジメントなど)

【過去問道場の設定方法】

  • 分野を選択(ストラテジなど)
  • 試験回を1年分指定する(同じ年度の春・秋)
  • 計算問題は含めない。

 

分野別で解く時は、1年分ずつ解いていくのがオススメ。一気に5年分を解こうとすると、問題量が多すぎて集中力が切れる&疲れます。

特にテクノロジ系は問題数が多いので、半分くらいに区切るといいかも。

ネットワーク、セキュリティ、データベースなど

苦手分野や間違えた問題の復習は続ける。

 

ステップ3

期間:1週間〜10日

過去問を年度ごとに解いていく。過去5年〜8年(分野は全て)

→春と秋がある場合は、春、秋と分けて解く。(たまにどちらかない時がある)

 

【過去問道場の設定方法】

  1. 分野は全て選択(マネジメントなど大分類にチェックを入れる)
  2. 試験回は直近の年度、秋を選択(秋がない場合は春)
  3. 計算問題を出題しないにチェックを入れる

 

計算問題もこの辺りからやり始める。

計算問題は

  • ストラテジ、マネジメントなどの分野別で区切る。
  • 過去5年分で設定(暗記に比べたら1年の出題数があまり多くないため)

※1年分とは、春と秋を合わせて1年分。

【過去問道場の設定方法(計算問題の場合)】

  1. マネジメントやストラテジなどの分野選択
  2. 計算問題のみ出題する
  3. 試験回を指定して絞り込むで直近の過去5年分を選択

苦手分野や間違えた問題の復習は続ける。

 

ステップ4

期間:3〜4日

残りの期間で苦手分野や間違えた問題の復習を完璧にする。

ステップ4になると大体暗記しているので、暗記が曖昧なものや苦手なものに集中して追い込む。

 

【過去問道場の設定方法】

  • 苦手分野を選択(例:セキュリティ、ネットワーク)
  • 試験回を秋も含めてまずは3年分指定
  • 暗記のみなら、「計算問題を含めない」にチェック。

など、目的によってチェックするものを変える。

 

【チェックマークをつけたものを復習したい場合】
  1. アカウントボタンを選択
  2. チェック状態を選択
  3. 赤いチェックマークなどがあるので、どれを解くか選択

 

【チェックマークの問題を復習するときの注意】

  • 試験回
  • 分野
  • 計算問題の有無

は選択できないので注意。(暗記だけやりたい場合は計算問題を飛ばす)

 

ステップ5

期間:1〜2日

最終確認。

苦手分野や間違えた問題の復習をしてもよし、過去問を1年分解くもよし。

 

平日はスキマ時間を確保&活用

短期間で合格するためには、スキマ時間の活用は不可欠です。

平日はまとまった時間を取るのが難しくても、スキマ時間を使えば意外と勉強できます。

実際に私がやっていたスキマ時間の活用方法と勉強方法は以下のとおりです。

  • 朝の電車:テキストでインプット、もしくは過去問道場を解く。
  • バイトの休憩時間:テキストインプット(ステップ1の段階)
  • 帰りの電車:テキストインプット、もしくは過去問道場
  • 寝るまでの時間:テキストインプット

このサイクルの繰り返しです。

 

余談ですが、夜にインプット朝にアウトプットをするのが最も効率的です。

寝る直前にインプットしたことは、寝ている間に整理されます。そのため、前日の夜にインプットしたものを朝にアウトプットすることで記憶に定着させることができます。

 

休日はスキマ時間で出来ないものを解く

計算問題などスキマ時間では厳しいものは休みの日にするのがオススメ。

  • 移動時間などのスキマ時間→過去問でアウトプット
  • 休みの日などガッツリ時間がある→計算問題

社会人でも同じ要領でできます(基本情報の勉強も全く同じ要領で勉強しました)

 

勉強期間が1ヶ月半で、平日2時間、休日5時間として使える時間は、

  • 平日2時間×5日×6週=60h
  • 休日5時間×2日×6週=60h

合計120h。

アウトプットするほど暗記量が増えるので、試験前は見直しだけで済みます。(試験前日は苦手分野の見直しだけでした)

 

大学生なら就活前に取っておくのがオススメ

特にIT業界に行きたいなら、就活前に取っておくのをオススメします。

理由は、

  • 就活時のネタになる
  • 履歴書にも書ける
  • 学習意欲や、やる気があることをアピールできる

 

特に就活では、結果よりも過程が大事なので、就活開始前に取得するのがオススメです。

 

以上文系大学生が1ヶ月半でITパスポートに合格した勉強方法でした!

なんでもそうですが、資格を取るなら、時間のある大学生の間に取っておくのがオススメです。

ただ、会社によっては資格取得で受験料が補助されたり、資格手当がもらえる場合もあるので、勉強だけしておいて、受験は入社後にするのもアリです。

 

勉強方法が参考になれば嬉しいです。

それでは!

 

CBT方式なのでテストの結果はすぐにわかります。※あくまでもレポートなので、合格しているかは合格発表で判明します。

合格点の基準をしっかり超えることができていれば合格していると思って大丈夫

 

 

 

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